石灯籠は江戸時代末期の万延元年(1860)に古河市の庄屋渡邉盛作が寄進した常夜灯。今年6月に寺を訪れた同家20代当主渡辺昭さん(71)が手元に残していた写真を参考に復元を寺に申し入れ、真壁石灯籠伝統工芸士の小原正さんらの協力で作業が進んだ。
当山住職の希望により、元の石に刻まれた「猿島郡上和田邑庄屋渡邉盛作」の文字はそのまま残された。
先日入魂が行われ、茨城県地域情報紙「常陽リビング」の取材に対し、当山住職は「伝統的な形を残せた。渡辺さんのように、先祖を大事にする気持ちを伝えていきたい。」と話した。
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